浴衣でお出かけ
浴衣姿を決めるのは前準備
いよいよ浴衣でお出かけの日。でも、浴衣を着る時になって慌てても手遅れのものもあります。
マニキュア、ペディキュアをするときは、前もって仕上げておきましょう。こういうことは、あせるとろくなことにはなりません。ついでに、一週間ぐらい前から、軽石などでかかとのお手入れもしておけばばっちりです。
身支度での注意点
まず、浴衣の着付けをする前に髪をセットしてしまいましょう。ワックスが浴衣についたらたいへんです。
それからメイクも。
ただし着付けるときには、浴衣にファンデーションなどが付かないように気をつけて。
◇ 浴衣に似合う髪型
襟足をなるべく見せるようなアレンジを考えましょう。
若い人ならうんと頭の上(あごと耳を結ぶラインの延長なんだそうです)にお団子を作って、それをそれをわざとくしゃくしゃにして、毛先をおもいっきりはねさせたりすると今風ですね。もちろんワックスで毛先をつんつんさせたり、まとめたりしておかないと、本当にくしゃくしゃになってしまいます。

最近の傾向
近頃の人は、髪をまとめるのがじょうずだなあと思います。まあ、少しぐらい崩れているぐらいがおしゃれという流行も便利なんですが。
近頃はおおきなコサージュが簡単でかわいいです (コサージュは帯につけたり、衿につけたり大活躍のアイテムですね) 。
遊び心をプラスして、自己アピールしてみよう
遊び心をプラスして、いつもより華やかな感じの 髪飾りをつけるのもいいですね。
◇ 浴衣に似合うメイク
メイクについて
メイクは、ナチュラルが基本です。
特にあまり老けて見えるような濃い化粧はやめたほうがいいと思います。
そうでなくても浴衣は大人っぽく見えるので。
下駄なので足の先は気になるもの。
ペディキュア
ちょっとはっきりした感じで華やかに。
鼻緒の色とあわせるといいでしょう。
マニキュア
浴衣を着る時のマニキュアは控えめがいいと思います。
浴衣の色自体がわりとはっきりしているので。
◇ 浴衣姿に似合う持ち物
ハンカチ、ティッシュ、お財布、救急ばんそうこう、安全ピン、扇子(もしくは団扇)。
油とり紙、ビニール袋(スーパー袋)、ウエットティッシュなどもあればいいと思います。
もちろん携帯電話も必要ですよね。
巾着
巾着など、浴衣のバッグは小さいものが多いですよね。
持ち物は、あれもこれもは無理なので、少なめにしましょう。
ハンカチ
袂(たもと)の中に入れておくと良いですね。ハンカチは手を拭いたり、汗をふいたりするための小さいものの他に、大ぶりのものを1枚持っていると便利です。何か食べたりするときにひざなどに置いたりして、汚れるのを防ぐことができます。
扇子
帯に挟むとアクセサリーに。
腕時計
一般的に着物の時はしません。けれど時間がわからないと困る人は、つけてもかまわないと思います。
◇ 小物
足袋
浴衣には一般的にははきませんが、おしゃれとしてはく人も出てきました。
先日の夏祭りでは、黒い網タイツをはいている人がいてびっくりしました。
彼女は男物のへこ帯をしめて、すごいつけまつげで、ばっちり決めていました。
クーラーで、足元が冷えそうなときも、はいていくといいと思います。
今年は靴下で足袋のようになった物もいっぱい出ているので、それも簡単でいいでしょう。
帯締め、帯止め、帯飾りなどのアクセサリー
シンプルな帯のアクセントとして、細めの帯締めにブローチのようなかわいい帯止めをつけるとおしゃれです。帯締めに帯止めを通して前に固定し、後ろの羽根の下あたりか、見えないように脇の辺で結ぶといいでしょう。
帯飾りはかんざしなどを応用してもいいです。帯にはさむものですから、くれぐれも落とさないように気をつけて。
◇ 浴衣を着た時の仕草
浴衣を着た時は、いつもよりはちょっと気取って、浴衣美人に見えるようにしぐさも気をつけましょう。
歩き方
内股で歩幅は狭く、背筋は伸ばして歩くようにしましょう。
帯の分だけ後ろに気をつけましょう。ぶつかると帯がくずれる心配があります。
手を上げるとき
浴衣の袖から腕がにゅっと出ないように、もう片方の手を軽く添えるようにしましょう。
階段
裾を少し持ち上げるようにして、体が斜め横を向くような感じで降りましょう。
雨が降ったら
泥はねをあげないように内股でちょこちょこ歩きましょう。
車の乗り降り
車に乗るときは、おしりをまず入れて座り、後から両足を揃えて中に入れるようにします。
帯が崩れやすいので、あまり後ろにもたれないようにしましょう。
降りるときは足をまず出して、それから頭を出し、立ち上がります。
椅子に座る時
なるべく後ろに寄りかからないようにして帯に注意しましょう。